催眠による健康法 本文へジャンプ
 被暗示性と催眠感受性 Impatibility and sensitivity to hypnosis

 被暗示性が高い人=催眠に掛かりやすい人ではありません。 
被暗示性は暗示に対する反応性であって、催眠状態のなりやすさとは直接関係しないということは催眠が研究対象になった割と早い時期から言われています。ただ、被暗示性が高い人は、催眠に掛かりやすい傾向があるので、大きな間違いとも言えませんが、被暗示性と催眠感受性を分けて考えるのが現在の研究では主流です。なお、催眠状態では被暗示性が高まる、という考え方が以前ありましたが、実験を行った所、実は対して高まらないってのが分かっています。そうなる人もいるけど、言われているほど一般的な現象では無かったということです。
 現在のところ分かっていることは、
・被暗示性は個人差があること
・催眠を繰り返しても被暗示性は高まらないこと
の2つです。

 逆に、催眠感受性は学習によって高まるということも分かっています。
つまり、被暗示性が低い人でも、催眠予期性(その人が意識、無意識に自分がどの程度催眠に掛かれると考えているか)を高める工夫をしたり、繰り返し催眠術を施すことで催眠状態になることが出来ます。そして、催眠感受性は催眠を繰り返すことで高まっていくので、これが「被暗示性が催眠状態ではに高まる」という錯覚に繋がったのではないかなと思います。一度でも催眠状態になったことがある人は、他の環境でも再び催眠状態になれると言われています。
 被暗示性が低い人を如何に催眠状態にできるか、それが催眠療法士の技量であり、経験量に比例するものではないかと考えます。
 催眠状態になりやすい人、催眠時の反応が良い人を「被暗示性が高い」と言うのは間違いで「催眠感受性が高い」というべきです。

--結論--
 被暗示性
とは、暗示に対する反応性のことであり、、暗示の入りやすさである。催眠療法では、この被暗示性という用語が使われることが多い。
 催眠感受性とは催眠の掛かりやすさです。イスから立てない、わさびが甘くなるといった、実際の催眠現象の起こりやすさを言います。












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