催眠による健康法 本文へジャンプ
 ラポールについて Rapport

 催眠を修得することはとても簡単です。
かかる人には誰がやってもかかるし、かからない人には誰がやってもかからないという側面が催眠には絶対的に存在します。もちろん、前段階においてラポールを築けないとかかる人にもかからなくなってしまうのです。
つまり、催眠療法士の腕、というのはいかに上手くラポールを築けるかということと被験者の催眠感受性を素早く見極める力があるかにかかっています。
どちらが大事かというともちろんラポールです。

 --ラポールとは--
 ラポール (rapport) とは臨床心理学の用語で、セラピストとクライエントとの間の心的状態を表します。 もともとは、オーストリアの精神科医フランツ・アントン・メスメルが「動物磁気」に感応したクライエントとの間に生じた関係を表現するために用いた語です。
 「ラポール」は「意思の疎通性」を意味するフランス語ですが、ただの信頼関係ではなく、あなたであればこそ話せるという深い信頼関係です。ラポールが築けていれば、クライアントは人には言いにくい事や、抑え込んでいた思いを出せるようになります。カウンセラーからの助言や提案も聞き入れてもらいやすくなり、クライアントにとって納得感の強いカウンセリングのゴールを作ることが出来ます。催眠においては欠かすことのできない要素であり、ラポールが築けなければ催眠には導入できません。
 
 -催眠術がかかりやすい人の見極め-
 一番簡単な見極め方法は、指固め法などかんたんな催眠をかけてみて反応を見ることですが、経験を積むとそこまでしなくとも見極めることが出来るようになります。参考までにどんな人がかかりやすいか、列挙します。

■(他者に)依存意識が高い人
催眠は言ってみれば、催眠施術の間、自分の行動を術者に委ねるわけです。
ですので、自分の行動は全て自分が決めると考える自主性の高い人はやはり   かかりにくいです。人に頼る傾向のある人、依存度の高い人がかかりやすいわ  けですが、そういう意味でも「女性」の方が男性よりかかりやすいと言えます。

■想像力豊かな人
想像力、言い換えれば、イメージ力、妄想力とも言えますが、これが高い人は非  常に催眠術がかかりやすい傾向があります。
例えば飲み物の味が変わる催眠、幻覚が見える催眠などは、結局その人がそれ をイメージ出来ているからそうなるわけです。催眠は術者がすごいのではなく、被 験者がすごいのです。被験者の高いイメージ力を利用して、最大限にそれを高め るのが術者の役割です。

■思い込みが激しい人
ちょっと関わった人を運命の人、と感じたり、人の言うことにすぐ流されたり
そんな方は、施術者がこうなりますよという誘導暗示を聞くと、「ホントだ!」とすぐ思い込む可能性が高いです。わかりやすく言えば少し体調が悪いときに熱を測ってみて、体温が高いのを見た瞬間、さらに体調が悪くなる、そんな方

■幽霊を見たことがある人
既に幻覚をみたことがある、つまり、自己催眠を経験してしまってる人です。
幽霊みたことある?という質問は催眠療法士がよくする質問の1つです。

■応用力の要る仕事より、単調作業の方が熱中でき
催眠術は「集中力のある人」がかかりやすいとよく言われますが、要は、どんなことに集中できるか、が問題なのです。簡単に言うと、「単調な1つのこと」に集中できる人がかかりやすいわけです。頭の中で、昔の事や、目の前の人のこと周りの状況や、将来の推測など、様々な情報に脳がアクセスして頭の機転を利かせて物事を分析するような形での集中力というのは、単調な1つへの集中力が弱い、とも言えます。このような意味での集中力ではなく、ただ1つのものを見るだけ、ただ1つの動作を繰り返すだけ、そこに雑念が入り込まない、そんな方が催眠術がかかりやすいわけです

■喜怒哀楽がはっきりしている人
喜怒哀楽がはっきりしている人は催眠術がかかりやすい傾向があります。
これはつまりどういうことかといえば、まわりの環境や他人の意見や感じることに
自分が影響を受け易いことを意味しています。催眠には、
・おかしくて笑ってしまう
・○○が好きになる
・悲しくなる
と言った感情を支配する催眠暗示がありますが
喜怒哀楽の激しい人は必然的にこれらの催眠にかかりやすいと推測されます。

■天然キャラ
天然キャラの方全てにあてはまるわけではありませんが、天然の方は素直な方が多いですよね。素直ということは、術者の誘導にも素直に受け入れやすいということです。

■金縛りによくなってしまう方
金縛りというのは、原理は催眠術のカタレプシーと同じです。つまり自己催眠で体を動けなくしているわけですから、催眠術がかかって当然とも言えるわけです

■小説を読むのが好き
これは先程のイメージ力と同じです。
小説を好んで読まれる方は、活字からイメージを膨らますのが得意と言えます。
逆に小説より映画が好き、という方はイメージ力が低い可能性が高いです。
活字からイメージをを膨らませられる方は催眠がかかりやすい傾向があります。

■その他
冷静な理性より、感情を優先する方、単純でわかりやすい性格、そんな方が催眠において被暗示性が高いと言えます。










独学で学ぶ心理学健康法

メニューから見たい項目をクリックしてネ・

イベント告知
クラブ規約



   
copyright©2018 Hypnotherapy in Niigata all rights reserved.