催眠による健康法 本文へジャンプ
催眠誘導法

--腕の上昇と下降--
 風船のついた手が上がり、電話帳を乗せた手が下がる技法。被暗示性テストにもなります。

①目を閉じましょう。そして、両手を前に出しましょう。ひじは軽く曲げて、右手だけ手の平を上に向けておきます(催眠者のほうで両手をとって前に出してあげ、さらに右手の手の平を上に向けてあげる)。これから私が言うことを、あなたも心の中で、想像してみましょう。まず、右手の親指には、大きな風船がついています(右手の親指を催眠者のほうでつまむ)

②そして、左手の上には、重たい電話帳が乗っかっています(左手を上から軽く押さえる)

③私が「はい」と言うと、右手が風船に引かれて、高く高く上がっていきます。

④逆に左手のほうは、重たい電話帳のために、ダラーンと下がっていきます。右手が上がり、左手が下がります(このあと、いったん両手を②の位置にもどしてあげるが、右手を左手よりも少しだけ高くしておく)

⑤「はい」右手が風船に引かれて、高く高く上がります。どんどん上がっていきます(ほんの少し高めの声を出す)

⑥そして、左手は電話帳の重みで、下に下がっていきます。ダラーンと下がります(心持ち低めの声にする)

⑦右手は、ますます上がります。風船に引っ張られて、スーッと上がります。左手は電話帳とともに、下に落ちてしまいます。バサーッと落ちてしまいます。

⑧ほ~ら、両手の差がこんなに開きました。

⑨それでは、静かに目を開けて、両手の違いを確認してみましょう。確認したら、右手も下に降ろしていいですよ。

≡覚醒法≡
確認したら右腕も左腕も曲げ伸ばしして力をもどしておきましょう。ちゃんと力がもどったら腕を下に降ろしていいですよ。

--片腕の上昇--
片手がスーッと上かる技法。成功させるには、事前の準備(①と②を参照)が大切です。
①目を閉じましょう。そして、右手で握りこぶしを作って、思いっきり力を入れましょう。ギューッと握り締めます。

②しばらく、そのまま力を入れっ放しにしておきましょう。私が「いい」と言うまで、力を入れ続けておきましょう(15秒くらいそのままにしておく)

③さあ、右手の力を抜いて、手の平を開きましょう。これから私が「はい」と言うと、右手が軽くなって、スーッと持ち上がっていきます。まるで糸にでも引っ張られるように、高く高く持ち上がっていきますよ。

④「はい」 (このとき、ひじよりもやや下の部分を軽く叩く)

⑤さあ、右手が上がりますよ。スーッと持ち上がります。高く高く上がっていきます。糸に引っ張られるように、高く高く上がります。

⑥下からも空気に押し上げられるように、フワーッと持ち上がっていきます。どんどん上がります。

⑦もっともっと上がります。そのまま頭の上までいきますよ。

⑧ほ~ら、こんなに高く上がりました。

≡覚醒法≡
それでは両腕を頭の上に持ち上げてグーンと背伸びをして体中に力をもどしましょう。力がもどったら、指先で瞼を軽くマッサージして目にも力をもどしましょ
う。そのうえで初めて静かに目を開けていいですよ。

--両腕の上昇--

--額に当てた手を取れなくする--

--首に当てた手を取れなくする--

--頭に当てた両手を取れなくする--

--椅子から立てなくする--

--腕を曲がらなくする--

--凝視法--


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